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Kalappo(カラッポ) / 日常にカラッポの時間を。暮らしを彩る布小物たち

前川 沙祐莉

Sayuri Maekawa

1995年 札幌生まれ。幼い頃からファッションやインテリアに興味があり、大学ではテキスタイルを学ぶ。
在学中にシルクスクリーンという技法に出会い、その独特の味わいや発色の美しさに魅力を感じる。
卒業後、一度壁紙メーカーに就職し、2021年に退職。同年5月より、自身のテキスタイルブランド「kalappo」を始動。
現在は神奈川県茅ヶ崎市を拠点とし、活動している。


− 経歴 −
2011~2014  札幌市立 札幌平岸高等学校    普通科 デザインアートコース
2014~2018  多摩美術大学           美術学部 生産デザイン学科 テキスタイルデザイン専攻
2017~2018  ieno textile           インターンシップ 兼 アルバイト(販売)
2018~2021  竹野株式会社           第二事業部 製品企画グループ(塩ビ壁紙の企画・デザイン)

Kalappo's story
自分の理想や他人の意見に、翻弄されながら生きる、全ての人たちへ。

私が生まれたときから、この世には既にインターネットがありました。今では、ネットで検索するだけで必要以上の情報が一瞬にして手に入ります。でもそれは、便利を通り越して、むしろ選択肢を絞るための労力が必要になった気がするのです。選択肢がありすぎる世の中で、私たちは常に正しい判断をするため、さらなる情報収集をしなければなりません。そして情報を得れば得るほど、自分の理想は高まり、多種多様な人々の意見に振り回されてしまいます。そんな情報が有り余る世の中に、私はいつしかストレスを感じていました。

ある日のことです。私は夫と一緒にキャンプへ出かけました。芝生に椅子を置いて、何も考えずにボーっと座っていると、日頃感じていたストレスが和らぐのを感じました。頭の中に何も入れない空っぽな状態になると、不思議と満足感を得られました。思えば大学生の時も、制作に煮詰まった時には、校内の芝生に寝転がって気持ちをリセットしたものだと思い出しました。

私は、私と同じように、毎日情報に翻弄されながら生きている現代の人々に向けて、空っぽになれるきっかけづくりが出来たら、と考えました。例えばお部屋に飾ったファブリックパネルが目に止まったとき、そろそろお茶にしようかな、と思えたり、休日や休憩するとき専用に、身も心も休まるお気に入りのTシャツがあっても良いかもしれません。
前を向いて走り続けている人たちが、とりあえず一歩立ち止まって、気持ちを切り替えたり、今ある幸せに気づけるように。テキスタイルというメディアを通して、そんな空っぽになれる時間をデザインしていければと思っています。

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✳︎Photo by Kanako Shokuda
 instagram : @hug0403

✳︎Space by pole-pole LAB
 HP : pole-pole
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